シュミットハンマーでコンクリートの圧縮強度を簡単に調査できます。

  1, コンクリート圧縮強度試験 
  2, コンクリートコア抜取り試験
  1,コンクリート圧縮強度試験

1. コンクリート打ち放し面で反発値を測定します。
コンクリートの圧縮強度を非破壊で簡単に測定する事が可能です。
測定面は、コンクリート打ち放し面のみで仕上げがある場合は、撤去処理が必要となりますので、打ち放し面を探し調査する事が多いです。
測定回数は、メーカーの取扱説明書にあるように、20回測定します。
左のデータが実際に普通コンクリートで測定したデータです。
縦軸が反発値、横軸が測定回数となります。

このデータの反発値を表にまとめた物が、下表です。
44 44 44 48 45
44 42 42 42 41
43 46 44 42 44
40 42 44 45 44
平均値 43.5

2. 測定したデータから圧縮強度を算出します。
反発値データを収集出来たら、次はこのデータの平均値を算出しその平均値を算出式に代入し圧縮強度を試算します。

試算式には、「日本材料学会」・「日本建築学会」・「東京都材料試験所」・「芝武式」の4式があります。
また、大切な係数としてコンクリートの材令と打撃角の2要素があります。


 上記のデータから算出 

 基礎データ  材令α=0.57 (築12年 集合住宅)
           R=43.5   (補正なし)

  1.日本材料学会式   Fc=13・43.5-184=381.5
  2.日本建築学会式   Fc=7.3・43.5+100=417.5
  3.東京都式        Fc=10・43.5-110=325
  4.芝武式         Fc=14・43.5-157=452
 


  圧縮強度 F       ( 単位 : kg/cu )

  1.日本材料学会式   F=0.57・381.5=
217.4
  2.日本建築学会式   F=0.57・417.5=
237.9
  3.東京都式        F=0.57・325 =
185.2
  4.芝武式         F=0.57・452 =
257.6

 ※  ISO換算 kg/cu × 0.098
一般的な算出方法について


1.日本材料学会式 ・・ Fc=13R-184
2.日本建築学会式 ・・ Fc=7.3R+100
3.東京都式      ・・ Fc=10R-110
4.芝武式       ・・ Fc=14R-157

R :反発平均値
   Fc:補正前圧縮強度


反発値平均 R=R1+R2+R3

R1:シュミットハンマーからの反発値
R2:含水状態補正       
R3:打撃角補正         

圧縮強度 F=α・Fc
           (α:材令)
4式の結果に70kg/cu程度の開きがあることがご理解頂けましたか?

この調査部位でのコンクリートは、普通コンクリート設計基準強度210kg/cuとなっておりました。
東京都式では25kg/cuも低い事が判明しましたが・・・・
DRCでは、過去のシュミットハンマー法とコア抜きによる調査結果から、日本材料学会式〜日本建築学会式のものが一つの基準と 考えております。


 2, コンクリートコア抜取り試験

コンクリートの圧縮強度を測定するには、非破壊の圧縮強度試験の他に、破壊を伴うコンクリートコア抜取り試験があります。

これは、JIS A 1107により円柱状コア供試体を採取し、JIS A 1108に準して圧縮強度を測定する方法で、現場にて、φ100、L100程度のコアを抜取り、試験センターにて測定する方法です。

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