建物のIT化について

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 建物のIT化                         1.様々な方式

電話回線の数十倍以上の高速伝送が可能な大容量・常時接続の通信サービスをブロードバンドと呼び、料金や時間を気にせずインターネットを利用することができます。
また、ブロードバンドを導入すると、映像や音声など大容量のデータを使った新しいサービスが登場し、既存のサービスも映像や音声の力を得てまったく変わったものになると考えられています。

 1,様々な方式

@ADSL
<概要>
電話線の音声通話で使っていない周波数帯を利用した高速インターネット接続技術。    多くの利用者は、データの受信量(メール受信・ホームページ閲覧等)の方が送信量よりはるかに多いことから、受信と送信の通信速度を変えている。
メリット
・電話線を使用するので、特別な工事が必要ない
・戸別に契約・工事ができ、初期費用・利用料金が割安
デメリット                    ・ADSLが使っている周波数帯は電気信号の劣化が激しいため電話線の長さが6〜7Kmまでの回線に限られる
・利用できる電話回線でも、電話局(中継局)と離れると急激に通信速度が低下する

Aケーブルテレビ(CATV)
<概要>
CATV事業者と契約し、テレビ用のケーブルをインターネット接続に利用する方式。
地域にCATVインターネットサービスがあること、またマンションの場合は共聴設備を通すので、マンションで使用している共聴設備がCATVインターネットに対応していることが必要。
テレビ視聴自体もアンテナ受信からケーブルテレビで視聴できるようになるので、その点も含めて検討する必要がある。

メリット 
・TV回線を使用するので、工事費が安い
・通信速度が中継局との距離に左右されない
・TV回線を使用するので、電話回線を使うADSLと併用できる
デメリット                   ・※1プロバイダ(ISP)の選択範囲が狭く、CATV提供者自体がISPを兼ねている場合も多い
※1 プロバイダ(ISP)とは、顧客である企業や家庭のコンピューターを、インターネットに繋ぐ事業をしている会社のこと。
例:Yahoo!BB・OCN・@nifty等 


 BFTTH(Fiber To The Home)
<概要>
従来の電話回線(銅線)による低速なデータ通信サービスから、電話回線の代わりに光ファイバーをマンションの入口まで引き、使用する方法。大容量のデータ通信サービスを提供できるようになり、マンション内で各住戸にどのように接続するかで方式が変わる。



 ●VDSL  ●LAN
<概要>
建物入口(MDF盤)まで光ファイバー回線で接続し、マンション内は既存の電話線を使用する方法で、現在のIT化の主流になっている。
注意点は、MDF盤(主配線盤)が必須であり、近くに集合装置の設置場所を確保しなければならない事。
MDF盤のないマンションは新設する必要がある。
<概要>
建物入口(MDF盤)まで光ファイバー回線で接続し、MDF以降はLAN配線を張り巡らせる方法。
VDSLと同じく、MDF盤(主配線盤)が必須

メリット 
・マンション内に新たな配線が不要なので既存マンションに導入しやすい
メリット 
・通信速度が速い
デメリット                 ・敷設工事が必要なので、既存マンションでは、配線用配管・機器設置等の共用スペースが必要
・各階にHUBを使用して住戸に振り分ける場合、6戸に1台は必要なHUBが、1台20万円程度と高額で事業者負担な為、コストを圧迫する
 ●無線LAN  ●光ファイバー
<概要>
住戸内に配線が困難な場合に、建物付近(屋上・電柱等)まで光ファイバー回線で接続し、そこから各住戸までは無線を活用する方法。
利用住戸はベランダに小型無線アンテナを設置する。
<概要>
各住戸まで直接光ファイバーを引き込む方法。
大容量の通信がノイズの心配が無く可能で、新築の超高層マンションなどに採用され始めた。
メリット 
・共用部の工事が不要なので、既存マンションにも設置が容易
メリット 
・大容量のデータ伝送が可能な光ファイバーを使用している為、将来通信速度が更に高速になっても対応できる
デメリット                 ・建物形状や親機アンテナの設置場所などで、電波が届かない住戸がでる可能性がある
デメリット                 ・最も導入工事費が高額(だが、最近はコストダウンが進んでいる)
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