旧函館区公会堂

旧函館区公会堂は北海道函館市にある1910年(明治43年)に建てられた木造2階建ての建物です。

ご覧になられた方もいるかもしれませんが、昨年秋に放送された「ミステリと言う勿れ」ドラマシリーズの特別編だったり、今年の春に公開された「劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星」にも出てきた国の重要文化財です。
元々「ミステリと言う勿れ」も「名探偵コナン」も原作からのファンなので、立て続けに同じ建物が各作品内で扱われたことに不思議なご縁を感じ、今回聖地巡礼?を兼ねて見学してきました。

映像作品で素敵な建物が出てくるとついロケ地を調べて実際に見に行ってしまうフットワーク軽めなスタッフJです。

木造でこの大空間は圧倒的じゃないですか?!
広さ130坪=約430㎡、高さ6mだそうです。
建築が好きで無柱大空間に興奮しない人間はいないと思っています(極論)

高台に建っているため、大広間のバルコニーからは函館港が一望できます。

築100年を超え、旧函館区公会堂では2018年から2020年にかけて約40年ぶりに耐震補強を含む保存修理工事が行われました。
現在でも建築当初の部材が多く使われており、すべてを交換してしまうと文化財としての価値が失われてしまうため、残せる部分は残して傷みの激しい部分のみを交換したそうです。
意味合いは少し違いますが、マンションの大規模修繕工事でも一度にすべてをやり替える必要はありません。
修繕周期よりも劣化の進行が早く早急に補修が必要、改修時期だけど状態がいいので今回の工事では実施除外など、そのマンションに合ったメリハリのある改修計画が必要です。

ディー・アール・シーのコンサルティングでは予算を踏まえた工事範囲の検討を大切にしています。
建物の現状を把握するためにとりあえず建物診断のみ見積りを取りたいというお問合せも大歓迎です。
お客様のご要望に合わせて適宜柔軟に対応させていただきますので、まずはお気軽にご相談下さい。