昨年12月16日に谷口吉生先生が87歳で、今月3日に原広司先生が88歳でお亡くなりになりました。
小学生の頃に社会科見学で谷口吉生先生が設計された葛西臨海水族園を訪れたスタッフJです。
先日はちょうど銀座に用事があったので近年手がけられた「GINZA SIX」(2017年)に立ち寄りました。

また、原広司先生と言えば京都駅ビルと梅田スカイビル。
毎年のように訪れる京都駅ビル、昨年ようやく行くことができた梅田スカイビル、正に原広司先生の説いた有孔体と浮遊の思想を代表する作品だと思います。

京都駅ビルは地上16階・地下1階建てで高さ60m、幅450m、延床面積238,000㎡、百貨店・ホテル・劇場等が入る言わずと知れた超大型複合商業施設であり、その広さや規模、複雑な構造はまるでダンジョン!
最近では15000個のLEDが設置された大階段のイルミネーションや約4000枚のガラス屋根に覆われた中央コンコースの吹抜け最上部にある地上45mの空中径路から眺める京都の夜景など、京都駅の夜の楽しみ方を知りました。


訃報を聞き、原広司先生を偲んで2018年に設計された「eggg cafe 小平本店」を訪ねました。道路を挟んで向かいにある「eggg park」も原広司先生の設計です。
細長い空間構成が印象的なカフェで、完全平飼いのニワトリが産んだおいしい卵料理をいただきました。


梅田スカイビルで購入した梅田スカイビルのナノブロックも組み立てました。

ここ数年、磯崎新先生や槇文彦先生など建築界にも訃報が続いており、なんとも言えない寂寥感に襲われていますが、先生方の作品が偉大な功績として後世に永く残ることを祈っています。
今年も業務の傍ら全国各地に足を運び、自身の建築に対する知識と理解を深めながらブログを読んで下さった方に「この建物かっこいいな~」「すてきだな~」と建築の魅力をお伝えする一端になれればと思っております。