DRCでは大切な社内イベントとして社員旅行があります。
近年は家庭の事情などもあり全員揃って海外に行くことが難しいので、国内組は1月下旬に1泊2日で栃木県の日光に行ってきました。(海外組はベトナム)
社員旅行実行委員会・国内担当のスタッフJです。




世界遺産にも登録されている「日光の社寺」
構成資産は二社一寺(日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社)及びこれらの建造物群をとりまく遺跡からなり、その中には国宝9棟、重要文化財94棟の計103棟の建造物群が含まれます。
行く前に4年ほど前の平成の大修理を終えたばかりの日光東照宮の国宝・陽明門がボロボロと言う記事を読みました。
その記事内で塗膜の剥離やカビの原因は、
・扱いの難しい伝統的な塗料の使用
・寛永年間の技術での修復
・6年かかる予定だった工期を4年に短縮したことによる不十分な施工
・湿気対策の不足
と、書かれていました。
その記事が出た後の2022年に手直し工事が行われているため著しく劣化をしているような印象は受けませんでしたが、適切な材料選定はマンションの大規模修繕工事においても重要なポイントなので、立地や周辺環境などにも十分に配慮した計画が必要と感じました。
現在は令和の修理と位置づけて、国の重要文化財を含む6棟の保存修理事業が行われています。
陽明門の12本の柱の中には1本だけ柱の模様が上下逆 のものがあり、「逆さ柱」や「魔除けの逆さ柱」と呼ばれています。「建築物は完成と同時に崩壊が始まる」と言われており、あえて柱を逆さまにし未完成にすることで「崩壊しない」という意味が込められているそうですが、それは木造建築における俗信らしいので、DRCのマンション大規模修繕工事コンサルティング業務における工事監理ではもちろん完ぺきな状態で管理組合様にお引き渡しいたします。本殿や拝殿にも同じように逆さ柱が存在するらしいので、行かれる際はぜひ探してみて下さい。

右側がグリ紋と呼ばれる文様が正位置の柱、左側が逆さ柱になります。帰りに乗車したスペーシアXのコックピットラウンジの照明デザインにもグリ紋が使用されていました。
宿泊は現存する日本最古のリゾートホテル・日光金谷ホテル。



創業は1873年(明治6年)で2023年には150周年を迎えており、アインシュタインやヘレンケラーも宿泊した由緒あるクラシックホテルです。
建築界からはかの有名な帝国ホテルや落水荘を設計したフランク・ロイド・ライトが夫婦で宿泊しており、1階にあるバー「DACITE(デイサイト)」内の栃木県産の大谷石で作られた暖炉はライトのデザインと言われているそうです。(当日は定休日でしたが、ホテルの方にお願いしたら快く撮影許可をいただきました)

全員で館内ツアーに参加したり、150周年記念のディナーをいただいたりと金谷ホテルを満喫しました。
その他にも雰囲気のある隠れ家的老舗で庭園を眺めながらおいしい湯波懐石をいただいたり、中禅寺湖の方まで行き、雪化粧の華厳の滝を見たりと思い出に残るすてきな旅行となりました。
十分にリフレッシュしたので、今年もバリバリ働きたいと思います。
日本料理「日光 高井家」(栃木県日光市本町4-9)


華厳の滝

隈研吾先生が設計された中善寺湖畔に建つ中宮祠交番も見に行きました。
隈先生ですね~

今回の旅行の様子はInstagramにもアップされておりますので、よろしければそちらもぜひ合わせてご覧下さい。
<1日目の様子>https://www.instagram.com/p/DFeNqiEz0TK/?igsh=bTJqMHNiYnp4eWJ5
<2日目の様子>https://www.instagram.com/p/DFeg-ySzVyK/?igsh=bDFpMDZkMjNsM3R0