マンションの大規模修繕や長期修繕計画についてよくあるご質問をまとめました。
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大規模修繕工事ってなに?
建物は時間の経過と共に「ひび割れ」や「タイルの浮き」などの劣化が進行します。
劣化を放置すると、漏水や外壁タイルの剥落などの危険性が高まるだけでなく、資産価値の低下につながります。
共用廊下や階段内はいつでも修繕することができますが、手の届かない外壁や手摺りの外側は、外部に足場を設置する必要があります。
こうした日常修繕できないような範囲に足場をかけて行う大掛かりな工事を大規模修繕工事と言います。
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大規模修繕工事はいつやればいいのか?
一般的には、概ね12~15年程度の周期で繰返し行われます。
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大規模修繕工事の対象範囲は?
屋上や共用廊下・階段、外壁、外構など共用部全般が対象です。
ベランダやルーフバルコニーも共用部として工事対象範囲となりますので注意が必要です。
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コンサルタント(設計監理)方式のメリットは?
従来、工事の計画立案から工事実施までを一貫して工事会社へ依頼する「責任施工方式」が主流でした。しかし近年では工事仕様や金額の妥当性、品質確保などの観点から、管理組合のパートナーとして設計事務所を加えた「コンサルタント(設計監理)方式」が多く採用されるようになってきています。
お住まいの皆様への情報公開や透明性確保、住民参加意識を高めるなどのメリットもあります。
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コンサルティング業務の具体的な内容は?
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コンサルティング業務の全体期間はどれくらい?
概ね1年半~2年程度ですが、マンションの規模や形状、管理組合様のご要望にあわせて調整致します。
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設計事務所へのコンサルタント費用はどのくらい?
マンションの規模・形状、業務内容によって大きく変わります。
概算費用であれば、簡単なヒアリングでもお応えできますので、お気軽に
「お問い合わせフォーム」からお申し込みください。
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会社概要や業務内容について、理事会・修繕委員会での説明はしてもらえる?
お伺いのうえ、ご説明致します。
管理組合様が抱える問題や要望にあわせて、具体的にどのようにコンサルタントしていくのか、ホームページや書類だけでは伝わらない部分をご説明致します。
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修繕委員会は必要?
コンサルタント選定から工事竣工まで1年以上の期間を要することも多くあります。
その間、交代することなく継続的に打合せに参加いただける修繕委員会は有効です。
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長期修繕計画って何のため作るの?
マンションの維持管理には、大規模修繕工事の他にも給排水設備改修やエレベーターリニューアル、機械式駐車場の入替えなど多額の費用を要するものが多くあります。
また、漏水や給水ポンプの故障など、緊急対応が必要となる場合もあります。
長期修繕計画では、25~30年の期間を設定して将来の修繕時期や費用をあらかじめ計画します。
これによって、必要な修繕を必要な時期に行うために、現在の修繕積立金の妥当性を確認・再検討するための資料です。
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長期修繕計画は定期的な見直しが必要?
長期修繕計画はあくまで計画ですので、実際の修繕時期や費用は異なってきます。
また、工事金額や物価も変動するため、定期的に見直す必要があります。
5~6年ごとの見直しを推奨します。
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各業務見積書の作成は有償?
見積書の作成は無料です。
詳細な見積作成が必要な場合は、マンション現地確認や資料のご提供をお願いする場合があります。