建築物の計画改修は既存建物の耐久性を向上させる事は勿論の事、これを健全な状態で保全する事は、単に利用者に対するサービス、現代の生活者ニーズに対する対応、自己財産の保全と言った一過性のものではなく、社会的資産の保全と言う極めて重要な側面を持っております。
これまでの建築技術の開発は、その殆どが「新築」を対象にしたもので、改修工事に対しては、体系化されたものがなく事後処理的な施工しかなされて来ませんでした。
建物の所有者に於いてもその様な知識や経験に浅く、事後処理を重ねる事での改修工事を重ね余分な出費を余儀なくしていたのが、現状ではないかと思われます。
また、工事の必要性や適正・査定を施工会社や管理会社へ任せ、いわば言いなりに行って来たのが現状と思われます。
普段仕事上で建築に携わっている方ですら、改修工事は未知の分野となりますし、ましてそれ以外の方には診断・査定等の判断は不可能と思われます。
このことは、建築家(設計事務所)にも当てはまり新築技術にのみ行ってきましたので、改修工事の計画設計に関する技術体系を確立するに至っておりません。つまり合理的な計画設計を策定する為の技術資料が不足しています。
これらを取得するには、より多くの改修工事を手がけ積み重ねるほか有りません。
我々は、豊富な改修分野の経験を持ちお客様の建物に関する色々な悩みや相談事を、お客様の立場に立ったコンサルタントを行い、その事がお客様の利益につながればと考えております。
代表取締役 惣谷 健太